僕の友人に古靴愛好家がいるのですが、彼も古靴や服に関するブログを始めました。
まだ記事は少ないですが、僕よりも古靴に関してはマニアックな子なので是非読んでみてください。
→「yuki-eleanorのブログ~奥深きヴィンテージシューズの世界~」
今日の靴はFrenchShriner(フレンチシュライナー)です。
FrenchShrinerはもともと「French Shriner&Urner」という社名だったのですが、1950年代にUrnerさんが亡くなりそれ以降はFrenchShrinerという表記になりました。
ヤフオクなんかだとラッパマークのFrenchShrinerをよく見かけます。おそらくあれは80年代くらいのものだと思うのですが、正直あのマークが付いている靴でクオリティの高いものはあまり見たことがありません。
ので、もし買うんでしたら↓画像右上のフォントの時のやつがいいかもしれないですね。
さて前置きが長くなりましたが、今日の靴はこちらです。
サイズは8Dで、やや大きめ。
この靴、いつくらいのものだと思います?
ロゴを見るとよくわかります。実はこれ「French Shriner&Urner」時代のもので、おそらく1950年代の靴です。
小さく「URNER」の文字が見えますね。 |
靴自体はけっこうモダンな感じですが、ソールを見てみると当時ならではのウエストの絞りがありクオリティの高さを感じさせてくれます。
チャッカブーツでもここまで絞るんですねー。
アッパーには多少のクラックはありますが、時代を考えると許容範囲内でしょう。
革質もさすがの一言です。ちょっと磨くだけでピカピカですよ。
…はい。
しかしですね実はこの靴、今でこそちゃんと履けますが出会った時はコンディションに「ある問題」があり、"大手術"を行っています。
僕が夏に口蓋扁桃摘出の手術で入院していた間、この靴もシューリペア屋さんに入院しておりました…笑
その「ある問題」がこちらです。
実はこの靴に出会った時から右足の後ろが大きく裂けており、誰も見向きもしないような状態でした。
「貴重な靴だし、どうにかして履きてえ…」と思った僕はこのリペアをお願いしたわけです。
革を縫合して傷を直し、内側に革をあて強度をアップしてもらいました。
期間は約1ヶ月半くらいかな…。
復活です。嬉しい限りです。待った甲斐がありました。
そして個人的にはこの「縫った跡」も気に入っています。
なんか割れた陶磁器を直すときの「金継ぎ」みたいに見えて、修復する前より味わい深くなったような気がしません?
…あれ、しませんか?笑
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