持ってる靴46(Grenson MasterPiece)

前回に続き、今回もストレートチップです。

今回ご紹介するのはイギリスを代表するシューメーカー、Grenson(グレンソン)。
そしてそのグレンソンの中でも最上級ランクとされるMasterPiece(マスターピース)です。

まずは写真を御覧ください。




グレンソンのマスターピースはエドワード・グリーンを意識していると言われています。
エドワード・グリーンと同等の品質を持ちつつ、価格はエドワード・グリーンより安いというのが特徴でした。

現在はもうマスターピースの生産はしていない?ようで、入手するのは困難です。

マスターピースは本当に良い靴なんですが、ファッション感度の高い人々への訴求が上手くいかず地味な存在のまま終わってしまいました。
エドワード・グリーンの華やかさには勝てなかったんですね。

このマスターピースのある意味での”失敗”以降、グレンソンは高級靴路線からカジュアル靴路線に変わりまして、今では従来のドレスシューズに加えて、少し価格を抑えつつファッショナブルさを意識した靴を作っています。


このマスターピースの素晴らしさなんですが、個人的には木型にあると思っています。
ウィズが「D」とイギリス靴では珍しい作りでして、足を入れると靴がピタッとフィットします。
例えると靴を履いているというより、「厚手の靴下を履いている」ような感覚でして木型のクオリティの高さに驚かされます。


ソールはこんな感じです。

薄っすら「MasterPiece」と書いています。
もともとハーフレザーソールの修理がされており、つま先が減ってきたのでトゥの部分をその上からレザーでリペアしています。
なのでソールに線が2本入るという、若干不思議な感じに。

またリフトも減ってきたのでvibramに交換しています。(本当はダブテイルにしたかったんですがそこは大学生、お金がないので…笑)

全体のバランスに対して、かかと周りがコンパクトに作られているように思います。
また土踏まず部分も狭く作られており、こういった部分で足へのフィット感を増す工夫をしているのかと。


そういえば最近知ったんですが、グレンソンに「トリプルウェルト」というシリーズが登場しています。
こちらの記事(GRENSON(グレンソン) CURT)を見て知ったんですが、まさに「ファッ!?」という感じ。

記事の中で書かれている、「しばらく会っていなかった幼馴染が急に変わって驚いたことはありませんか?」という言葉が的確すぎます。

肯定的に受け止めるか否定的に受け止めるかは人それぞれだとは思うんですが、僕はこのグレンソンの変化についてどうコメントすればいいのかわかりません…苦笑

kaya shu

最近温泉が好きです。

2 件のコメント:

  1. マスターピース、素晴らしいですね。

    私は昔のグレンソンが好きです。グレンソンが変わってしまって、興味がなくなりました。でも、先日福岡に行ったときは、まだ古いグレンソン(フットマスター)が残っていました。これでも履き心地抜群ですよ。地味ですがいい靴作っていたんですよね。
    以前、ニュー&リングウッド名義のマスターピースを持っていました。
    リーガルがニュー&リングウッドをライセンス契約で作っていたころ、本場英国から輸入したモノも販売していました。当時、10数万円していましたが、その売れ残りを「リーガル・シューバー(リーガルのアウトレット店:八重洲にあります)で6万ほどで手に入れたことがあります。
    革質も作りも素晴らしかった。
    こういうのがもう作られていないのは悲しいです。
    負けててもいいから、グレンソンにはグリーンに対抗してほしかったな。

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    1. なおけんたさん
      こんばんは。グレンソンは地味なメーカーですが、昔作っていた靴は良い物が多いですよね。本当はもっと手を出したいのですが、中古で出回っている数の少なさ(特に僕は足が小さいので…。)と飽きてしまった時の転売のしづらさなどからなかなか増やせずにいます。

      リーガルのアウトレットにそんな靴が流れてくるんですね。初耳でした。よく店頭でお気づきになりましたね?笑

      グレンソンの現オーナーは「それまでスニーカーしか履いてこなかった若い世代に、革靴を履いてもいいかなと思ってもらえるような靴を作りたかった」という理由で今のカジュアル路線をいっているようなので当分昔のような靴は作られないでしょうね…。

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